Job Hunting in Ottawa:ECE
オタワでの保育職探し
ご無沙汰しています。
先日、ついにジョブオファー(内定)をもらうことができ、就職難+コロナによる自宅待機生活が終わりに近づいています。。。
思えば保育所がしまったのが3月半ば。つまり5ヶ月半も、自宅に引きこもっていたことになります。前回、前々回のポストでも触れたのですが、5月の終わりの引越しをする前ころからオタワでの仕事を探していました。
というのも、コロナにより一時的に以前働いていた保育園を解雇されていたのですが、
自宅待機期間中にトロントからオタワに引越しをしたので、物理的に以前の職場に通うことが不可能になってしまったためです。
ですが、コロナのために保育所が7月まで閉まっていたこともあったり、職員と子供の割合が低くなっていたり(ソーシャルディスタンスをできる限り保つことができるように、1部屋あたりの人数が決められています)、どの園も一時的に解雇した職員を呼び戻すことになったりと、応募はなんどもなんどもしていたものの中々良い知らせを聞くことがなく8月に。。。
簡潔にまとめると、私はだいたい20園ほどに申請(履歴書とカバーレターを送った)し、面接(電話面接、テレビ電話面接、実際に出向いての面接全て含め)の機会をもらえたのは6園。
そのうち4園からは、サプライと呼ばれる非正規のポジションのオファーを受けました。
ですが、私はフルタイムの常勤のポジションを狙っていたので、サプライのオファーは断り続け、その間もまた別の園に申請し、、、ということを7、8月は繰り返していました。
カナダだけでなく、外国で幼児教育関係の仕事を探している人は案外たくさんいると思うので、保育園で(保育士として)働くに当たって必要な書類や資格を今回のポストで、
そして、私が面接で聞かれた質問などを次回のポストで紹介していきたいと思います。
参考までにですが、、、。
まずはじめにですが、私はオンタリオ州の保育士資格を持っていて、
オンタリオで保育園で働く上で、以下の書類は必須となっています。
(彼らが揃っていないと、まず申請・応募すらできません)
・過去6ヶ月以内に発行された、地元警察からの無犯罪証明
($65程し、届くまでに約2−3週間かかります)
・First Aid- CPR-C Certificateと呼ばれる、緊急時の手当のトレーニングの資格(値段は機関によって異なりますが、約$90−$100。一度受けると、2、3年間有効)
・Up-To-Date Immunizations と呼ばれる、予防接種などの証明。日本では基本3歳までに全ての子供が無料で予防接種を受けることができ、それらを受けていれば一生問題なく過ごせますが、カナダでは10年に一度受け直さなければなりません。
日本で発行された母子手帳も、もちろん英語ではないので正式な文書にならず、私は合計で10本ほどの予防接種と、血液検査を受けました。(当時はまだ学生として滞在していたため、OHIPと呼ばれる州の保険を持っていなかったので、実費です。計算は悲しくなるのでしません。笑)
その中の一つでとても大切な検査の一つがツベルクリン(TB)なのですが、ほとんどの日本人は赤子の時に予防接種を受けているので、検査をしても基本的に陽性になってしまいます。そのため、1年に一度のドクターの受診と、2年に一度のX-RAY検査が必要になっています。。。本当にこれ、面倒臭い。
・保育士証:これは、オンタリオ州限定なのですが、大学や短大を出てもCollege of ECE という機関に保育士として登録をしていない限り、”保育士”と名乗ることができません。この資格を維持するにも、毎年お金がかかります。(最初の年は約$250、以降年間$160)
ちなみにこの資格を所持し続けるに当たって、CPL(Continuas Professional Learning)と呼ばれる研修やワークショップなどを毎年受け、書類上に自分でまとめていかなければなりません、、、。もちろんこれらの受講費は自己負担、そしてそれらをやる時間は無給です。
*保育士の資格がなくても、保育園で働くことはできます(その他の3点:無犯罪証明、first aid, immunizationは必須ですが)!!!
私はあくまでも、保育士として仕事を探しているのでこれらの情報をのせました。
あとはプラスαとして、いろいろなコースを受けた証明書などがあるといいとされています。
コースの例:WHIMS, Worker Health and Safety Awareness, Ontario Disability Act, Integrated Accessibility Standards Regulations, Ontario Human Rights Commissionなど
これだけでも、ぶっちゃけめちゃめちゃお金かかっていますよね。
本当に馬鹿げた話なのですが、カナダでも保育士の仕事があんまり認められていません。というか、給料に反映されていません。現時点では、オンタリオ政府が1時間に2ドル当たりの手当を給料の低い保育士に支給する政策が継続されているのですが、先ほども述べたサプライの仕事のほとんどが最低時給の$14(+政府からの$2)です。
つまり、ワーホリにきてレストランで働いてチップをもらえる仕事の方が、下手したら倍以上稼ぐことができるんです。
子供の命を預かっている仕事なのに、とか、こんなに実際働くまでにお金がかかっているのに、とか考えると本当に泣きたくなります!笑
あとはいかに、保育という仕事に自分なりに意義と意味を見出すか、でしょうね。
今回は、面接の前段階の書類についてお話させてもらいました!
次は本当に、面接で聞かれた質問を紹介していきます、今度こそ!!!笑
読んでくれてありがとうございました!
ではまた